CHIE TOKIWA
常盤 智恵
PLACE
東京
地域×Tech 事務局
プロフィール
大阪府和泉市出身。自衛官として日本各地で勤務後、接客業を中心に経験して、あわえに入社。地方が大好きで、引き出しも豊富。
自衛官に憧れて
元々は文系の学生だったのですが、実は自衛官ってかっこいいな~と昔から思っていました。私たちの時代は自衛官=男性というイメージが根強かったので、遠い存在だったんです。けれど、新潟県中越地震があったときに、テレビで女性自衛官が活躍している特集を目にし、あ、女性でもなれるんだと思って、親の反対を押し切って受験しました。入隊当初から衛生科隊員になりたい!と希望していたので、これだけは譲れないと部隊長に進言し、滋賀での前期教育後は、職種優先で広島、香川と異動になりました。地元から離れてしまった寂しさは少しありましたが、それでも地方やお城が元々好きだったので、暮らしはむしろ楽しかったです。
自衛官の中で私は衛生科という、患者の治療や医務室での受付や歯科助手等の仕事をしていたのですが、任期の境にあたり、もっと看護の道を極めたいと思うようになりました。自衛官を辞めて地元に戻り、看護学校に行ったのですが・・・。実は自衛官として従事していた業務範囲よりも、看護でできる範囲は狭かったんです。極めたかったのに道が余計に狭まった閉塞感から、看護の道は諦め自衛官時代に知り合った今の旦那と結婚しました。
関わり方の深化
基本的に自衛官は転勤があります。全国転勤ありきの生活ですが、地方大好きの私にとってはむしろありがたい環境。転勤しても就職に困らないように、どこにでもあるチェーン店の接客業で働くことが多かったです。そこで得たコミュニケーション能力は私の財産になっています。
北海道に転勤になった時は、レンタカー屋さんで働きました。これが想像以上に面白くて。ワーカーホリックか、くらい働いていました(笑)。基本観光地なので、全国各地からお客さんが来るんです。その時に、あ、○○って、△△ありますよね!って話かけると、お客さんの表情がパッと明るくなって、話がとっても弾むんです。話が盛り上がって仲良くなり、お土産を買ってきてもらうことまでありました。このお客さんの表情が変わる瞬間が醍醐味になって、元々地方が好きなこともあってますます地方ネタに磨きがかかったのもこの時期です。
東京で地方に関われる仕事
そんな地方志向の私が旦那の転勤で東京に行くことになり・・・。今まで通り接客業で仕事を探そうと思ったのですが、東京は選択肢も多いだろうし、違う職種にチャレンジしてみてもいいかなと思い、あわえを見つけました。
私は地域×Techというイベントの事務局をしていますが、元々地方に興味があることもあって、仕事をしていて、この地域近くにあれがあるな~、今度行ってみようかな~と考えながら仕事ができるので楽しいです。また、実際会場で自治体のお客さんと地方トークで盛り上がります。ここはレンタカー屋さんで働いていた時と同じ醍醐味が味わえていて、あ、この瞬間のために日々頑張れているんだなと実感できています。
仕事のモットー
今までの自衛隊や接客業での経験で得た「人の気持ちに寄り添う」というのをあわえでも実践しています。私の業務の中に、イベントの来場プロモーションとして自治体への架電もあるのですが、一言で自治体と言っても大都市から過疎地域と幅広く、求めるソリューションも千差万別です。わざわざ遠方からイベントに足を運んで頂くからには、「来て良かった」「得るものがあった」と思って頂きたいので、架電前に必ず各自治体のホームページを拝見して課題を洗い出し、その解決に役立てられるようにイベントの紹介をするよう心がけています。多数の自治体に架電するので調べるのも一苦労ですが、会場でお会いした自治体職員の方に「来て良かった」と言って頂けると、その苦労も報われる気がします。今後も多数の地方自治体と企業が繋がっていけるような有意義なイベントが作れるように、皆様の気持ちに寄り添いながら邁進していきたいと思います。