
IPPEI MATSUKI
松木 一平


PLACE
真鶴
コミュニティマネージャー

プロフィール
神奈川県真鶴町出身。レストランをオープンするのが夢で、
調理師専門学校へ進み、老舗の京懐石料理屋で修行。
後に小田原の飲食店店長を経て、
飲食以外の地域づくりの手法に興味を持ち、あわえへ入社。

レストラン経営の夢
小さい頃から、料理をするのが好きで、家でもよく作っていました。
人が食べて喜んでくれることが好きなんです。
地元で小さなレストランを経営するのが夢で、調理の技術と経営も学べる東京の学校を選びました。
それからは京都で300年続く京懐石のお店で板前として修行しました。
歴史の長い老舗だったこともあり、食を通じて、歴史の重さや文化を伝えることの大切さを学ばせていただきました。それからは、やはり地元にも近いところで飲食に関わりたいという気持ちが強く、
小田原のカフェで店長として現場のマネジメントを経験しました。
前職は職人として腕を磨くということに重きを置いていましたが、
カフェではリーダーとしてメンバーの育成や店舗の経営・運営を経験したことは、自分の財産にもなっています。
コロナ禍で大変な状況でしたが、メンバーとの丁寧なコミュニケーションや
普段の会話から個人の特性や嗜好を把握して仕事を任せてみたり
(紅茶好きなメンバーに紅茶の商品づくり企画を依頼したり)、いいチームで仕事ができていました。
食から地域へ 視点の転換
カフェの仕事を通じて、地域について考えるきっかけがありました。2つあるのですが、
両方とも地域課題をビジネス(カフェでの企画)で解決したことです。
1つ目は、観光で小田原に来た方を対象に、
小田原の文化を伝えるための”歴食”として呉汁を提供するという企画でした。
地元の間伐材を使って加工業をしている事業者さんとタイアップして、呉汁定食の器を作っていただきました。
それをきっかけにして、間伐材を県外の方に認知してもらえるようになりました。
2つ目は、傷がついている見た目だけがB級品の柑橘類を地元の農家さんから適正価格で購入して、
サイダーやシロップを作ってメニューに加えたりしていました。
お店が満席になって、スタッフが自主的に動いてくれて、お客さんが喜んで帰っていくのは、
それはそれで絶景でした。それでも、いろんな人々との関わりの中で、
町づくりへの興味が大きくなっていったんです。
食に限定せず、もっと多面的に、多角的に地域に関われるようになりたい。
もっと違う世界から、観点から地域に関わりたいと考えるようになりました。
実はそのカフェが二宮金次郎にゆかりのある所で、
いろいろと歴史を学ぶうちに金次郎さんが600もの村々の財政立て直しや復興指導をしていた、
今でいう地方創生の先駆けとなるようなことをやっていたと知り、
ますます興味を持って、あわえの入社を決めました。
Uターン者として今後
私が真鶴に住んでいた時よりも、シャッター街も増え、
店もつぶれてしまっていて、若い人たちも減っています。
小田原よりも真鶴は小さな町ですが、だからこそ、
ちょっとした変化が及ぼす影響力は大きいと思うんです。
自分にできることは小さくとも、
少しづつ確実にやっていきたいです。
あわえに入社して、今までとは業種も業務も全然違うので慣れないことも多いですが、入社して良かったことの方が多いです。
吉田代表のエネルギーや熱量には圧倒されます。
やっぱり地域には、そういう前線を走っているカッコイイ大人がいるんですよね。
あわえのメンバーは自分の年代と近いメンバーも多くて、これからの社会を背負っていくメンバーでもあるので、
切磋琢磨しながらやっていきたいです。
まずは、自分の強みである飲食の経験を元に、
コーヒー屋さんをやりながら地元の人に「松木 一平」を覚えてもらうところからですが、真鶴をはじめとした複数の地域の課題解決ができるようなキーマンになっていきたいです。

プライベート
隔週でペペコーヒーというコーヒー屋さんを経営しています。
ペペは私のあだ名なので、分かる人には分かる(笑。
休みの日は温泉巡りをしたり、カフェ巡りなんかをしています。
もちろん普通のカフェも大好きなのですが、地域の事業者さんとコラボしていたり、
古民家をリノベーションしていたり、ちょっと他とは違う取り組みをしているところが気になりますね。

8:00
起床
9:00
カフェ開店準備
11:00
カフェオープン
12:00
地域の方、観光客と交流
17:00
カフェクローズ
17:30
温泉へ向かう
19:00
地元の居酒屋で晩御飯
23:00
就寝

ある日のスケジュール
PLACE
真鶴
