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サテライトオフィス進出インタビュー|株式会社エデューレエルシーエー様

執筆者の写真: 株式会社あわえ株式会社あわえ

左から、株式会社エデューレエルシーエー、川原裕貴先生、今井洋介先生

株式会社あわえでは、本社を置く徳島県美波町をはじめとして、全国でサテライトオフィス誘致の支援を行っております。

実際にサテライトオフィスを出された企業へのインタビューを通して、サテライトオフィス進出の決め手や実際の活用方法などリアルな現状をお届けします。

株式会社エデューレエルシーエー様は、日本初の株式会社設立の小学校として、文部科学省に認可された、LCA国際小学校を運営しており、担任にEnglish Teacher、副担任に日本人教諭を配置し、バイリンガル教育を行っています。

サテライトオフィス進出の場として選んだ、徳島県海部郡海陽町では、「サテライトスクール」という、オンラインでも学校でも経験できない、地方ならではの経験を味わう、新しい形の教育プログラムを実施しています。

海陽町へのサテライトオフィス進出の背景や、今後の展望について、サテライトスクールを牽引される今井洋介先生(LCA国際小学校参与/学校イノベーション統括)と川原裕貴先生(LCA国際小学校教諭/学校イノベーション担当)にお話を伺いました。

海陽町の魅力と、そこで活動する方の熱量に魅せられてサテライトオフィス進出を決意

以前、海陽町を訪れた際にお話をした、自治体職員や企業のスタッフの方の熱意が強く印象に残っていたと語ってくださった今井先生。


町役場の職員や企業のスタッフの方に町を案内してもらった際、公共施設の手入れがいき届いていたことにも感銘を受けたそうです。

今井先生「自分の町には何もないと謙遜される方が多い中で、『いつか来られる、いつか利用される方のために、僕たちは施設を綺麗に保っています』と話していた地元の方の言葉が、ぐっと心に響きました。海陽町は、町を愛し、町のために頑張っている方が多くいる場所だと、深く印象に残りました。

その際は短い滞在時間でしたが、町内で活動されている方の熱意に触れました。


数年が過ぎ、教育事業に取り組もうと考えた際に、社団法人の立ち上げを計画していた高畑さん(一般社団法人ミライの学校 代表理事:徳島県海部郡美波町日和佐浦114)と運命的に再会し、本格的に海陽町での教育事業をスタートさせることにしました。


同じ思いや熱量を持って動いている人と、一緒につくっていこう!と前向きにすすめられたことが良かったです。」

地域の情報が少ない中、現場の肌感や地域独特のルールを教えてくれたり、その道のプロやキーパーソンを瞬時につないでくれたり…。ミライの学校の高畑さんの存在は、サテライトスクールの開校(サテライトオフィス進出)の大きな支援となっていたそうです。

家族で地方に訪れ、一緒に学ぶサテライトスクールの実施

サテライトオフィスは、サテライトスクールを実施しする際の教室として使用しています。家族で地方を訪れ、日中は、オンラインで神奈川県のLCA国際小学校の授業を受け、休み時間や放課後は、学年の垣根を超えて、地方ならではの体験活動や、地域の方々と一緒に活動する。サテライトスクールは、都市部では得られない経験を得ることができるプログラムとなっています。


私たち大人がワーケーションや働き方改革など、変容していく社会を生きる中、子どもたちの学校教育もこれまでの形から変わっていく必要があるのかもしれません。



今井先生「GIGAスクール構想の実現により、子どもたちに1人1台の端末環境が整い、検索すればたくさんの情報を得られる時代になりました。これからは、より多くの知識を得ることよりも、それを活用する力や、いろいろな人たちとコミュニケーションを取る力が大切になってくると思います。また、幼少期における「原体験」は非常に重要で、たくさんの人に出会い、いろいろな経験を、親子で一緒に体験することは、子どもたちの自己肯定感を育むことに繋がります。サテライトスクールは、今までの学校の仕組みではできなかったことを実現していきたいと考えています。」

LCA国際小学校の子どもたちは、休み時間や放課後、または特別授業として、地域の漁師さんに現場を見せてもらったり、藍染の体験をしたり、海陽町の子どもたちと一緒に活動したりと、都会の教室の中だけでは決して出来ない経験をしながら、様々な学びや気づきに触れてくれたことでしょう。



サテライトスクールが海陽町の子どもたちの学びの刺激に

このサテライトスクールでは、LCA国際小学校の子どもたちの学びだけでなく、海陽町の子どもたちにも刺激を与えることに繋がりました。

普通の生活では交わることのない子どもたちが、サテライトスクールをきっかけに交流をすることで、異なる環境で培ってきた感性に刺激を受け合い、普段の授業とは異なる学びを相互に得ることにつながっています。


実際にサテライトスクールで英語に興味を持った海陽町の児童が、LCA国際小学校で短期間、英語の授業を受けるという事例も出てきています。


子どもたちだけでなく、町の方や教育に関わっている方も、LCA国際小学校が、実際にどのような教育を行っているか、英語を話せるような工夫はどこにあるのかなど、最先端の現場を見ることが出来た、いい機会になったのではないでしょうか。


そして、参加したご家族の方から、「海陽町での滞在は本当に良かった。」という声が多く寄せられています。サテライトスクールをきっかけに、海陽町を知っていただき、実際に滞在し、さらに愛着をもって帰ってくださるという、海陽町にとっても素敵な流れができつつあります。



サテライトスクールを様々な場所で

海陽町には海陽町でしか学べないことがたくさんあるように、他の地域でもその地域でしか味わえない学びがある。サテライトスクールを他の場所でも展開していきたいと力強く話してくださいました。

今井先生、川原先生、お忙しいところインタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。

サテライトスクール~徳島県海陽町~(第1回) https://elementary.lca.ed.jp/schoolnow/10615


サテライトスクール2022シーズン1


本件に関するお問い合わせ:https://awae.co.jp/contact/

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